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実はひきこもりをしていた時期もありました

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こんにちは。webmasterです。

自閉症スペクトラムの私ですが、実はひきこもりをしていた時期もありました。

今日は、私がひきこもった原因について、書かせてください。

当時25歳だった私は、外資系の企業への転職が決まり、上京したばかりでした。
いまの給与とは比べ物のにならないくらいの高額な年俸を提示され、喜び勇んでいました。
採用が決まった日に「すぐ出社できますか?」ときかれ、「引っ越したらすぐ出社します」とお返事をして、その通りに引っ越してすぐ出社しました。

結論からいうと、3ヶ月で離職しました

入社してみると、上司は始発電車に乗って出社し、最終電車で帰宅していました。

同僚たちも、右にならえで同じ。

私も、会社員というのはそういうものだと思いこんでいたので、始発で出社して終電で帰宅するという日々を続けてみました。

仕事はとっても楽しいし、同僚たちとの喧嘩のようなコミュニケーションも楽しかった。
(外資系なので、日本特有の「波風を立てない」という文化はなく、何か問題が起きたらとことん話し合うというスタイルが普通でした。)

でも、ある朝、自分を取り巻く世界に異変を感じました。

夏なのに、空気が冷たく、水が冷たすぎて飲むと喉が痛い、体の感覚がなくてふわふわしてる、髪にブラシをとおしてもとおしてもきれいにならない、化粧をするのが億劫、そういう、何もかもがおかしい朝でした。

服を着替えたりして、通勤バッグを持って、一人暮らしのアパートを出ました。

しかし、どこをどうやって行ったら駅にたどり着けるのかがわからないのです。
駅は見えていました。
見えているのに、駅までどうやって行ったらいいのかわからなくて、迷子になりました。

たまたま同じ時期に上京していた友人と携帯電話で連絡が取れたので、むかえにきてもらって、アパートに戻り、実家に連絡をしたら「いますぐ帰ってきなさい」と言われて、着の身着のまま新幹線に乗って実家に帰りました。その足で、精神科に連れて行かれました。

医師の診断は、長時間勤務によるうつ病でした

私は、医師に「長時間勤務によるうつ病」と診断されました。

何も自分で判断できない状態になっていて、会社を退職するのとかアパートを引き払うのとか、そういう手続は全部人任せにしました。

それから、しばらくひきこもりました。

現在の勤務時間は一日2時間!

実は、私の現在の勤務時間は一日2時間です。
面接を受けた時に、代表と話し合って決めました。
ずっと2時間勤務を続けるわけではないのですが、いまのところ、2時間です。

「それでは2時間勤務から始めてみませんか?」と言っていただいた時、嬉しくてつい涙が出ました。

今日のおわりに

結局、私が過労でうつ病になって退職したのは、長時間勤務に耐えられる体じゃなかったということだと思います。長時間勤務に対する手当は、しっかりもらっていました。給与は、べらぼうに高かったです。

ひきこもる前も、ひきこもった後も、いろいろありました。

でもいまは、いまが一番いいです。
収入は少ないけど、すっごく楽です。

情報処理の国家資格を持っているから、ひとからは「資格を活かして高い給料を目指さないの?」と言われることもあります。
しかし、私にとって一番大事なことは、日々を楽しく過ごすことです。
アンセルフィッシュの代表からも、「仕事をすること」と「楽しく過ごすこと」を両立させるようにと指示を受けています。

今日の話はこれでおしまい。

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