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hiroのひきこもりに対する考え方

hiroのひきこもり支援の考え方 ひきこもり支援

※unselfishのメンバー、hiroのひきこもりに対する考え方を掲載します。(注釈:webmaster)

私の引きこもりに対する考え方

 まず最初に、アンセルフィッシュでのひきこもり支援事業の目的をお話したいと思います。それはひきこもり当事者が健やかに生きることです。

 上記の目的を達成するために、当事者や家族を変えるのではなく環境を変えることでアプローチをすることが私の考え方です。

 あくまでクライアントがどうしたいかが大切で、なんでもかんでも就労からの社会復帰プログラムにあてはめるのではなく、クライアントの生活の質の向上をめざすことが、私に求められている役割だと思っています。また、明確な一つのゴールが存在するわけではなく、ゴールはクライアントの数だけあるということも大切なことです。

 話をわかりやすくするために、例を挙げてみようと思います。

 親から生前贈与を受けて、株の配当金と障害年金で生活をしている人がいます。この人は就労せず、作業所に通うわけでもないですが、この人に私のお手伝いは必要ないと考えます。社会的にはひきこもりだとしても本人の快適な生活が続くなら、問題ではないと私は考えます。

 逆に、同様のケースでも本人が生活の質を上げたいと考えているのであれば、私たちunselfishの出番であると考えています。

 具体的な支援のあり方ですが、支援と書きましたが、いわゆる支援者の立ち位置が私の居る場所ではありません。具体的には私が提供するのはアイデアや考え方、やり方であって具体的に何か行動することが私の役割ではないと考えています。

 具体的に動く支援者はもう十分いらっしゃるので、そういったことはそちらにおまかせすべきだと私は考えます。例を挙げるならば、医師、カウンセラー、就労支援員、居場所支援、作業所、就労訓練事業所など、地域にあるリソースを活用するための橋渡しをしたいと思っています。

 私が力を発揮できる場所は、既存のひきこもり支援では解決しない問題への対応だと考えています。

 必ず私が解決するという話ではなく、ダメ元でチャレンジして、うまく行ったなら継続すればいいし、ダメならやめればいいのです。

 ひきこもり支援に限らず、私はチャレンジを常にして、うまく行ったものだけを残すというスタイルです。絶対に成功するものだけをやっていてはブレイクスルーはありえませんし、チャレンジのないものが改善に寄与するとも思えません。

 話がそれてしまいましたが、私の立ち位置は当事者と同じ目線で、当事者や家族を変えることなく、生活の質が上がる仕組みを提案するものです。

 支援者や当事者、unselfishや家族が具体的に何をやるか話し合いを行い、実行可能なものを実行してゆき、試行錯誤を繰り返すことで、より良い状態を目指すことが、私たちの取り組みです。

 当事者や家族を変える試みはもうすでに十分行われていますし、その試みで上手く行っているものは手を加える必要はないと考えます。

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